兵庫県・豊岡市にある オーベルジュ豊岡1925 に宿泊してきました!
地元・但馬の旬の食材をふんだんに使用した美味しい料理の数々。
国の登録有形文化財にも指定された元銀行で過ごす、特別な時間。
そして、スタッフさんのホスピタリティ溢れる接客。
ここでしか味わうことのできない、とても素敵な体験ができました。
本記事では、実際に宿泊した感想をたくさんの写真と共にお伝えします。
みなさんも日々の疲れを癒やす美食旅に出掛けてみませんか?
※本記事の情報は2022年2月時点のものです。
食事の詳しい内容についてはこちら ↓
2024年4月より、当該建物の運営会社および施設名称が「TOYOOKA1925」に変更となりました。
この宿泊記は2022年2月に宿泊した時のものです。
現在のサービスとは異なる可能性がございますのでご注意ください。
重要なお知らせ/バリューマネジメント㈱
【オーベルジュ豊岡1925】3つの魅力
ひとことでは言い表せないくらい、魅力いっぱいのオーベルジュ豊岡1925。
まずは、その中でも絶対に外せない 3つの魅力をピックアップしてお伝えします!
元銀行で泊まるという貴重な体験
オーベルジュ豊岡1925は、元々銀行として営業していた建物を改装してできたホテルです。
京都文化博物館別館 のように、見学・食事ができる元銀行はいくつかありますが、宿泊できる施設はかなり希少です。
さらに リニューアル時に大きく改装され、銀行としての面影がほとんど残っていない施設も少なくありません。
その点、オーベルジュ豊岡1925は ほとんどが昔のまま。
宿泊するのは行員の更衣室や守衛室など実際に使われていた部屋。
事前に予約すれば、応接室として使われていた個室で食事をすることもできます。
エントランスの高い天井、床のタイル、金庫室など、あらゆるところに昔の面影が色濃く残っています。
地元・季節の食材を使用した食事は絶品!
オーベルジュ豊岡1925 2つめの魅力は食事の完成度!
但馬の地元農家から仕入れた旬の食材を使った”地産地消フレンチ”は、見た目も美しく味も絶品です。
但馬牛や香住蟹といった 豊岡ならではのブランド食材を心ゆくまで味わいました。
どれも上品な味付けで、ほっとする美味しさです。
旅先ならではの食体験を楽しみたい!
旬の食材を使った美味しい料理が食べたい!
という方にはぜひオススメしたいホテルです。
絶対的安心感!ホスピタリティのすばらしさ
オーベルジュ豊岡1925の魅力を語る上で外せないのが、接客のすばらしさ!
ホスピタリティ溢れるスタッフさんたちのおかげで、とても素敵な時間を過ごすことができました。
宿泊前の問い合わせ対応から、当日の案内・食事のサーブに至るまで、文句のつけようがありません。
スタッフさん同士の連携もバッチリで、皆さんサービスが安定しているので安心感があります。
同社が運営する 神戸迎賓館 や 旧ムーア邸 でも同じように感じたので、全社的に理念が統一され、それに基いて行動されているのでしょう。
すっかりVMG(バリューマネジメントグループ)のファンになってしまいました。
後述しますが、オーベルジュ豊岡1925は 国の登録有形文化財にも指定されている歴史的な建物です。
文化財ならでは注意点もあり、設備的に快適!とは言い難い部分もあります。
ですが、その中でも 可能な限りゲストに心地よく過ごしてもらおうという姿勢がひしひしと伝わってきました。
きっとこれからも、歴史的文化財を守りながら 少しずつアップデートされていくのでしょう。
基本情報・アクセス
オーベルジュ豊岡1925の基本情報
オーベルジュ豊岡1925へのアクセス
公共交通機関の最寄り駅は JR豊岡駅 です。
JR豊岡駅からは 徒歩 8分 と近いので、関西圏にお住まいの方は電車での利用が便利ですね。
大阪駅から JR特急こうのとり に乗車すれば、片道 2時間半ほどで豊岡駅に到着できます。
車で行く場合は、宿泊者専用無料駐車場(8台)を利用することができます。
また、但馬空港を利用しての 飛行機(JALのみ)移動も快適!
1日 2便と数は少ないですが、タイミングが合えばとても便利です。
伊丹空港からの所要時間は35分ほど、羽田空港からなら伊丹空港での乗継時間を含めて 2時間ほど。
但馬空港からオーベルジュ豊岡1925までは、全但バスを利用すれば 15分ほどで到着します。(降車停留所は市役所前)
関東方面からお越しの方は、航空券がセットになったじゃらんパックがお得です。
銀行らしさが残る施設紹介
銀行として営業していた当時の趣が随所に残る オーベルジュ豊岡1925。
建物の歴史や当時の様子を知れば、ここで過ごす時間がもっと魅力的なものになるでしょう。
オーベルジュ豊岡1925の館内マップ
ざっくり、見取り図の左側が吹き抜けのエントランス&レストラン、右側が宿泊スペースになっています。
中央 1階は厨房、その真上が 宿泊者専用のゲストラウンジです。
開放感のあるエントランス
天井の高いエントランスは とても開放的。
日照時間の短い山陰地方だからこそ、少しでも太陽の光が入るようにと 大きな窓が作られたそうです。
手前にある円形のショーケースは、ホテル改装時に新しく設置されたものです。
豊岡のシンボルである「寿ロータリー」をイメージして作られました。
夜にはショーケースに明かりが灯り、壁の間接照明と相まって とってもロマンチックです。
分厚い扉の金庫室
オーベルジュ豊岡1925は、当時の趣をできるだけ残しながらリノベーションした建物です。
そのため、当時使われていた金庫室の扉もそのまま残っています。
実際に扉を動かす体験をさせてもらいましたが、その厚さ・重さにびっくり!
大切な金品を保管する部屋なので、防盗・耐火性能に優れた厳重な扉が必要だったのですね。
宿泊者専用ゲストラウンジ
厨房の真上、エントランスを見下ろす開放的なスペースは、銀行時代の支店長室。
現在は、宿泊者専用のゲストラウンジとして活用されています。
なんと滞在中は 20種類以上のお酒やソフトドリンクが飲み放題!
好きなお酒とジュースを組み合わせて、オリジナルのカクテルを楽しむこともできます。
コーラやオレンジジュース、烏龍茶などのソフトドリンクは冷蔵庫に入っています。
電気ケトルとドリップコーヒー、ティーバッグもあるので、温かいものが飲めるのも嬉しいですね。
なにより、好きな時にふら~っと利用できる気軽さが最高です!
特に夜は控えめな照明がロマンチックで素敵。時間を忘れて、のんびりと過ごすことができました。
元応接室のプライベート空間でゆったり食事
レストランの端にある 3つの部屋は、元応接室。
事前に予約をすれば、こちらの部屋で食事をいただくこともできます。
実際に、夕食・朝食ともにこちらの個室を利用しましたが、とっても良かったです!
サーブのタイミングもバッチリで、落ち着いて食事を楽しむことができました。
但馬牛に香住蟹!旬の食材を使った地産地消フレンチが美味しい!
”オーベルジュ”の名の通り、オーベルジュ豊岡1925 は料理が美味しいことでも評判のホテルです。
これがほんっと~~~に美味しかった!!!
季節の食材をふんだんに使った”地産地消フレンチ”は、見た目も美しく味も絶品!
朝食、夕食ともに美味しかったですが、特に夕食の構成・美味しさには感動!
詳しい内容は こちらの記事 でご紹介していますが、どれも上品な味付けでとても美味しかったです。
食べ終わった後も「お腹いっぱいで苦しい…」ではなく、「美味しかった!」の気持ちでいっぱいでした。
オーベルジュ豊岡1925に宿泊するなら、夕食付きプラン を全力でオススメします!
夕食を激推ししていますが、もちろん朝食も美味しかったです。
野菜とフルーツがたっぷりのヘルシーな朝食プレートは、見た目も可愛くてテンションが上がります!
野菜はどれも新鮮で、素材そのものの美味しさを感じました。
食事の詳しい感想はこちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
わずか 6部屋!プライベート感たっぷりの客室を徹底レビュー
正面玄関から見て奥側、ホテル入口から入って右手側は、宿泊者専用のスペースになっています。
オーベルジュ豊岡1925の客室はわずか 6室。
1日に宿泊できる人数が限られているからこそ、混雑も少なく 安心してゆったりと過ごすことができます。
ラウンジなどの共有スペースを広々と利用できるのも嬉しいですね。
また、スタッフさんも宿泊客 一人ひとりを把握してくれているので、食事のアレルギー対応をはじめとした きめ細やかなサービスを受けることができます。
元○○室? すべての部屋に歴史がある
各部屋に由緒があるのも、歴史ある建物ならではの魅力です。
現在 客室に使われている部屋は、いずれも 当時は内部の人だけが出入りできる場所でした。
当時の共有スペースは今も共有スペースとして、当時 行員の部屋だったところは 現在も宿泊客だけが利用できる部屋になっているのですね。
自分が宿泊する部屋が 昔はどう使われていたのか知れるのは、ちょっとおもしろいかも!?
部屋の種類 | 銀行時代 | |
---|---|---|
101 | VMGグランド (3名定員) | 守衛室 |
102 | VMGコンフォート (セミダブル) | 男性更衣室 |
203 | VMGグランド (3名定員) | 女性更衣室 |
204 | VMGグランド (2名定員) | 遊戯室 |
205 | VMGグランド (2名定員) | 休憩室 |
206 | VMGコンフォート (シングル) | 倉庫 |
※VMGグランドはセミダブルベッドが 2台、VMGコンフォートは それぞれセミダブル・シングルベッドが 1台。
※VMGグランド(3名定員)に 3名で宿泊する場合はエキストラベッドを使用。
【VMGグランド 101号室】部屋の中は?写真付きで紹介
今回は 101号室( 3名定員のVMGグランド)に宿泊しました。
ここからは 写真と共に部屋の様子をお伝えします。
このほか、冬の寒さ対策用に毛布も用意されています。
基本的なアメニティも揃っているので、荷物が少なくて済むのが嬉しい!
(アメニティなどの詳しい内容はホテル公式HPをご確認ください)
また、オーベルジュ豊岡1925では「日常の喧騒を離れてゆっくり過ごしてほしい」という思いのもと、部屋にテレビや時計が設置されていません。
最近はスマホがあるので困ることはないと思いますが、あらかじめ「そういうもの」だと認識しておくと良いですね。
【口コミを検証!実際どうなの?】外の音や光が気になる?寒い(暑い)?
魅力たっぷりのオーベルジュ豊岡1925ですが、100%快適!とは言い難い部分もあります。
楽天トラベル や 一休.com でよく見かける問題点は、以下の 2点。
・外の音や光が気になる
・断熱性や気密性が低く、寒い(暑い)
実際に どうだったかというと…
私自身は 思ったほど気にならなかった です!
といっても、宿泊する時期や部屋の位置、他の宿泊客によっても印象は変わると思います。
宿泊した時の状況も併せて感想をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
外の音や光が気になる?
正直、どちらも全く気になりませんでした。
ただ、これは宿泊客の人数・年齢層によるところも大きかったと思います。
この日の宿泊客は、私たちを含め 5組。
みなさん 30代~60代の夫婦と見られる人ばかりで、大声で騒ぐような人はいませんでした。
ホテルの雰囲気から推察すると、普段から 家族連れや若い人よりも大人同士の利用客が多いとは思いますが、ここは運だと割り切ることになるかもしれません。
断熱性や気密性が低く、寒い(暑い)?
私は気になりませんでしたが、一緒に宿泊した主人は寒かったとのこと。
参考までに、寝る時の環境はこんな感じでした。
・宿泊時期は2月下旬
・ストーブは寝る直前に消した
・エアコンは最高温度に設定(30度)
・寝間着は備え付けのガウン
・布団の上から毛布をかけて就寝
毛布をかぶる → 汗をかく → 汗が冷えて寒い、となってしまったのですね。
今回は 一度汗を流し、ストーブと加湿器を点け、エアコンの風量を上げることで朝まで眠れたそう。
暑さや寒さが苦手な方は、気候の良い 春や秋に宿泊すると安心でしょう。
文化の保存と快適性のバランス…登録有形文化財ならではの苦悩も
こういった感想を見ると、
「なんでそのままにしてるの?」
「隙間を埋めて気密性を上げることはできないの?」
と思う人も多いのではないでしょうか?
実は、ここに “登録有形文化財” ならではの苦悩がありました。
2006年、オーベルジュ豊岡1925(当時は豊岡市役所別館)は、国指定の登録有形文化財に認定されました。
登録有形文化財に認定されると、保存と活用を国が後押してくれる一方で、様々な制約もあります。
たとえば 普通のお店で壁や床のタイルが欠けたら、破片を接着剤で貼り付けることができます。
ですが、登録有形文化財では そう簡単にはいきません。
たった 1枚、欠けたタイルを貼り付けるだけでも、市や県の承認が必要になります。
しかも、そのタイルすら 今では手に入れることのできない貴重なものだったりします。
実際に エントランス横(個室前)の廊下の床を見てみると、修復の跡がよく分かります。
小さな修復でさえ こんなに大変なのですから、大規模な改修工事なんて言わずもがな。
さらに、運営会社であるVMGのビジョンは「日本の文化を紡ぐ」こと。
昔からある大切な建物・文化を、そのままの形で後世に残していくのが目的です。
建物に傷をつけたり手を加えたりするのは、できるだけ避けたいところでしょう。
限られた条件でも最大限の工夫を続けるホテルの姿勢に感動!
かといって「仕方ないでしょ」「我慢して」では終わりません!
実際に宿泊してみると、建物自体に手を加えることなく、利用客の快適性をアップするための工夫が見受けられました。
たとえば、客室の寒さ・暑さ対策もそのひとつ。
ホテルがオープンした頃は、各部屋の空調機器はエアコンだけだったそうです。
ところが、そのままでは寒いということで 後からストーブを設置。
さらには 乾燥するという声があがったことから、現在は加湿器も設置されています。
建物を守りながら、利用客にも満足してもらう。
両方を 100%叶えることは難しいかもしれませんが、限られた条件の中で状況をより良くしようとする ホテルの姿勢に感動しました。
この素敵な施設を未来に残していくためにも、私たち自身が 建物の成り立ちや背景を理解し、大切に利用していきたいものですね。
【まとめ】大人の疲れを癒やす美食旅にはオーベルジュ豊岡1925がオススメ!
レトロクラシックな空間で、美味しい食事を楽しむ。
ここでしか味わうことのできない、上質で特別な時間を過ごすことができました。
たまにはこんな贅沢もありかも!
上質な空間と美味しい食事で日々の疲れを癒やしたい時は、オーベルジュ豊岡1925に宿泊してみてはいかがでしょうか。
限定特典が豪華すぎます!
- ベストレート(最低価格)保証
- ボトルスパークリング プレゼント
- 食事・飲み物 10%オフ
- アメニティ・地域特産品プレゼント
さらに期間限定でもれなく全員 1万円オフキャンペーン実施中!
全国旅行支援などのキャンペーンとも併用できるので かなりオトクです!
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リピ度 ★★★★☆
ほんっと~~に素敵なホテル!
正直、豊岡は近畿圏に住んでいても「遠いな…」と思う立地です。
にも関わらず「このためだけにもう一度 豊岡に行くのもアリ!」という気持ちになりました。
リピート度(どれくらい再訪したいか)
★★★★★ 最高!!常連になります!
★★★★☆ リピあり!また行きたい!
★★★☆☆ 機会があれば再訪もありかな
★★☆☆☆ あえてリピはしない
★☆☆☆☆ できれば避けたい…
オーベルジュ豊岡1925 では、結婚式や披露宴も行えます。
但馬の素材をふんだんに使用した正統派フレンチでおもてなし。
館内での挙式はもちろん、近隣の神社での神前式や豊岡市役所前広場を利用してのガーデン挙式も可能です。
関連記事です。
オーベルジュ豊岡1925の食事については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
豊岡・城崎温泉周辺のグルメ情報はこちら!
西洋建築×グルメなら、京都にある長楽館も要チェック!
館内の雰囲気、食事の質、サービス、どれをとっても最高レベル!
ここでしか味わうことのできない、素敵な時間を過ごすことができました。
神戸市須磨区に今なお残る洋館・LEUN 神戸迎賓館で、アフタヌーンティーをいただきました。
いつも頑張っている自分へのご褒美に!
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